タイのKOL/KOC費用の相場と、見積書で確認する5点
公開されている相場表を二つ当たると、タイのマイクロクリエイター1本の価格は片方が฿5,000〜30,000、もう片方が฿27,500〜50,000です。フォロワー帯も市場も年もそろっています。この差が生まれるのは、「1本」に何が含まれるかを誰も決めていないからです。
公開されている相場表は、互いに一致していない
2026年のタイ向け相場表を二つ並べます。階層の名前は同じですが、金額は重なりません。
| フォロワー数 | Guide A | Guide B |
|---|---|---|
| 1K–10K(ナノ) | ฿1,000〜5,000 | ฿7,500〜10,000 |
| 10K–100K(マイクロ) | ฿5,000〜30,000 | ฿27,500〜50,000 |
| 100K–500K | ฿30,000〜150,000(帯は100K–1M) | ฿96,000〜160,000 |
ナノ帯では二つの範囲がまったく重ならず、片方の上限がもう片方の下限を下回ります。階層の切り方も違い、片方は10万〜100万を一つの帯として扱います。見積書を照らし合わせられる「タイの相場表」は存在しません。
「1本いくら」の中身が揃っていない
価格の大半は条件側で決まります。Guide A の場合、二次利用は20〜50%増、カテゴリー独占は25〜100%増、広告配信は฿5,000〜20,000、修正1回は฿1,000〜5,000、特急対応は20〜50%増です。
プラットフォームでも価格は動きます。Guide B はInstagramを基準に、TikTokが+20%、LINEが+30%、YouTubeの専用動画が+250%です。
これらが二つ三つ重なれば、同じクリエイターでも費用は倍になります。名前とフォロワー数と金額だけの見積書から分かることは、ほとんどありません。
見積書で確認する5点
1. その単価に何が含まれているか
撮影、編集、修正の回数、そして投稿そのもの。このうちどれが単価に入っていて、どれが別請求かを聞いてください。
2. 二次利用の範囲と期間
その動画を広告素材として使えるか、使える媒体はどこか、いつまでか。契約後に発覚すると最も高くつく項目です。
3. 広告配信費が込みか別か
ブースト費はクリエイター費とは別の費用です。これを書いていない見積書は、開始まで安く見えます。
4. 何が保証されているか
多くの見積書が保証しているのは本数だけで、再生数は約束されていません。到達数を約束するなら、未達のときにどうするかまで聞いてください。
5. 支払条件と、納品されなかったときの扱い
撮影前にいくら支払うか、そして納品がなかったときに戻るか。この答えは合意書に書いてください。チャットの履歴は証拠になりません。
到達1,000人あたりの費用で横に並べる
条件が書面になれば、見積書同士を比べられます。ただし「1本いくら」では比べません。
総額を実際の到達数で割り、1,000を掛けてください。この数字なら、฿30,000のマイクロ1名と฿5,000のナノ6名を同じ土俵に載せられます。
使うのは、その動画が実際に到達した数です。フォロワーはクリエイターが持っているもので、到達はこちらが買ったものです。
それでも相場表が役に立つ場面
相場表は、一つの表の中だけで使う限り最初の目安になります。別の表の数字と並べて読むと、予算を違う水準に置いてしまいます。
実際の案件では、条件を書面でもらい、すべてを到達1,000人あたりの費用に換算してください。フォロワー数では決して得られない比較が、ここで手に入ります。
公開されている相場表は一致していません。同じフォロワー1万〜10万の帯で、片方は฿5,000〜30,000、もう片方は฿27,500〜50,000です。二次利用・修正回数・ブーストを決めない限り、答えは一つになりません。
1本の単価では安いです。到達1,000人あたりでは、そうとは限りません。それぞれが実際に到達した数次第なので、到達1,000人あたりで比べます。

